そこにあるのは白と僕
何も見えない
色も無い
純白の空間と僕がふたりぼっち
道も無ければ足跡も無い
これから何処へ行くのか
いままで何処から来たのか
見当もつかない
ひっそりと白い闇が迫ってきて
僕にはなす術が無くて
ただただしゃがんで時を刻む
ここにいて僕が知ったことは
泣いても 喚いても 何も変わりはしない事
そして
黙っていても 何かが変わったりはしない事
そこに形はあって
色は無いから見えなくて
僕は色が無ければそれに気がつくことはできない
ただただ白が広がっていて
僕の心をひたひたと侵してくる
いずれ僕も他のものと同じように白に染まって消えてしまう
そこにあるのに誰からも気づかれない
無機質な白の空間に溶け込んでしまう
色の無い
存在の無い
価値の無い
純白に僕は引きずり込まれる
助けて たすけて タスケテ！
声の色も無ければ音も無い
涙の零れる雫すら見え無い
空を見上げた
燦々と輝く太陽も 妖しく揺らめく月も
道標となる星々も なにも見え無い
ただそこにあるのは白だけで
地と天の境目すらありはしない
白と僕の空間はただ時を刻んで
少しづつ僕を溶かしていく
＊＊＊後書き＊＊＊
何が書きたかったん？自分。
とか思ったり思わなかったり、まぁ色々情緒不安定なものですので。
ヤバイです。最近本格的にスランプ陥ったかもです。心の問題かもしれませんが。
元々遅筆な人間ですが全然かけないんです文が。
詩とかキセキシリーズとかの短めなのを書いて
少しづつ感覚を取り戻すというか、なんというか。
リハビリしなきゃ…心のケアを怠った罰か…。
2005.8.2.ミスト
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